<防災減災推進>1年間の活動を振り返って

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関東大震災から100年を迎える2023年、横浜青年会議所では横浜に住まう人々が今一度防災・減災について考える機会の創出をすべく、防災減災推進委員会が発足しました。

今年1年、様々な企業や行政とともに、防災減災の発信に取り組んできた事業について振り返っていきたいと思います!

4月~Bo-sai Knowledge2023~

市民の皆様に正しく災害についての知識を得ていただくため、災害シンポジウム「Bo-sai Knowledge2023」を開催致しました。

第一部は、地球科学の専門家であり、”京都大学の受けたい講義NO.1”にも選ばれた鎌田浩毅氏にご講演いただき、災害の恐怖を改めて認識致しました。

第二部では、鎌田氏をはじめ、横浜市総務局危機管理室地域防災課より川島正裕氏、東北大学で津波を研究する成田峻之介氏と共に横浜市の災害に対する備えの現状と課題について考えるシンポジウムを行いました。

横浜青年会議所メンバーからも、お越しいただいた市民の皆様からも「大変良かった」という評価をいただき、大成功を収めました。

防災・減災は、国や行政にばかり頼るのではなく、市民一人ひとりが正しく災害に備えることで、横浜のまちを「防災に強いまち」に出来るということを学びました。

この時、私たちが1年で推進できることは何だろう?と考え、横浜市避難ナビの登録及びマイ・タイムラインの推奨をしよう!=備える市民を増やそうと決めたのでした。

5月~家族例会「共育」~

まずは横浜青年会議所メンバーとご家族に防災減災について体験や学習をしていただくことを考え、「共育」をテーマに家族例会を開催致しました。

第一部では、東日本大震災の語り部・川崎 杏樹さんによるオンライン授業を行い、当時中学生であった川崎さんに、被災時の体験を語っていただきました。

第二部では、子供も大人も一緒にダンボールで避難所スペースを作成し、その中で、横浜市避難ナビの登録促進と、マイ・タイムラインの重要性について説明しました。

そして、外のグラウンドでは災害の怖さを知るエリア/助け合いを学ぶエリア/自分の命を守るエリア/災害に備えるエリアと4エリアに分け、実際の災害を想定した体験スタンプラリーを行いました。

その他、消防車両と一緒に記念写真をとったり、学校の4階から救助袋で降下する練習もでき、楽しみながら防災に触れ、学んでいただくプログラムを実施することができました。

【5月例会でお世話になった企業の防災の取り組みインタビューはこちら】
学校法人大谷学園秀英高校「教師の立場からみた防災」
株式会社ダイイチの防災事業
被災地を助けるミライのクルマ~神奈川トヨタ自動車

9月~GLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023~

GLOBAL SUNDAY MARKETという事業は、2015年より過去3回開催されてきた日本と海外の文化交流イベントです。10万人の外国人が住み暮らす横浜のまちで、国際色豊かなにぎわいを創造し、人種や国籍の壁を越え楽しい雰囲気を味わえます。そして、今年は関東大震災から100年目となることもあり、テーマを<防災>とし、訪れた方々が正しい防災知識を楽しく学べるイベントとなりました。

GLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023のイベントページはこちら

防災ブースでは、グッズの展示や販売、学習教室や体験等、たくさんの方に楽しく学んでいただくことができました。

防災ブース出展一覧はこちら

ステージイベントでは、防災についての発信や、国際交流として歌やダンスの発表があり、たくさんの方にご参加いただきました。

ステージイベント出演者一覧はこちら

フードブースでは、かながわ災害フードカーの出展をはじめ、国際色豊かなフードブースでたくさんの皆様にお楽しみいただきました。

フードブース出店者一覧はこちら

その他特別演出として、今回のGLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023では、関東大震災から100年を迎え改めて平和と安全を祈念し、「マリンタワー特別カラーライトアップ」「キャンドルナイト」を実施しました。

この事業は、たくさんの企業様よりご協賛をいただきまして、実施することができました。

この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。

協賛企業一覧はこちら

【9月事業でお世話になった企業の防災の取り組みインタビューはこちら】
次世代へつながる防災のバトン~株式会社ペガサス~
株式会社StockBaseの考える防災の課題
株式会社solar crewのが目指す”防災と地域創生“の共存
無線のチカラで災害対策/株式会社テレコム
災害時に活躍する備蓄型トイレ「ほぼ紙トイレ」ー株式会社カワハラ技研
被災地に駆けつける!「かながわ災害フードカー」―イベントフードプロ115合同会社

横浜市避難ナビ及びマイ・タイムラインの推進活動

4月の事業で横浜市総務局の皆様とお話した際、「マイ・タイムラインや横浜市避難ナビの登録促進」が課題の1つである旨をお伺いしました。

そのため、我々の活動時はそれらの推進活動を行うこととし、5月例会はまっこスクール2023GLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023にて推進活動を行ってまいりました。

5月例会では約200名、はまっこスクールでは約30名、GLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023では約300名の皆様にPR及び横浜避難ナビへ登録促進することができ、年間を通じ行政課題に貢献できたのではないかと思っております。

正しく備えましょう!

防災・減災は、国や行政にばかり頼るのではなく、市民一人ひとりが正しく災害に備えることで、横浜のまちを「防災に強いまち」に出来るのです。

横浜青年会議所での発信活動はこれで終了となりますが、みなさん一人ひとりの備えが、自然災害へ最大の防御であるということを忘れずに日々過ごしていただけると幸いです。

1年間お世話になりました!

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