【インタビューVol.3】被災地を助けるミライのクルマー神奈川トヨタ自動車株式会社

インタビュー

インタビュー企画第三弾!

今回は、神奈川トヨタ自動車株式会社様へお邪魔いたしました。

タイトルにもある通り、トヨタの車は被災地で大活躍していたのをご存じですか?

被災地で活躍したトヨタの車について、横浜青年会議所にも所属している渉外広報部の倉前 淳史君にインタビューさせていただきました。

佐藤 幸和
佐藤 幸和

では、倉前君、本日はよろしくお願いします。

まずはじめに、何がきっかけでトヨタ社が災害時に役に立つ車を作ろうと思ったのか教えていただきたいと思っています。

倉前 淳史君
倉前 淳史君

実は、「災害に役立つ車を作ろう!」ということではなく、「移動できる電源」としてアウトドアなどで、“電気が動く” ことで、便利になるし楽しいよね!ということでプラグインハイブリッド車(PHV)や燃料電池車(FCV)などの電動車を作り始めました。

2019年の9月に起きた千葉での大規模停電の際に現地ディーラーから電源カーとして市に貸与し、大いに役に立ったというところから、当社でも電源があるということは災害時に人々に安心感を与えられるものであるということを実感しました。

大規模停電で見えた、電動車の新たな使い方

大規模停電が発生したのは、大型の台風15号が千葉市に上陸した2019年9月9日早朝。

その日以降、長期間の停電が続き、住民は日常生活で問題を抱えました。

停電は当初の想定を超え、最長で3週間にのぼった。スマホの充電のほか掃除や洗濯、お風呂などが困難になりました。

災害用の電源車が避難所などに配備されたが、個人の住宅までは手が回らず、部屋のほこりや汚れた洗濯物が増え、住民はストレスをためていきました。

この苦境を救ったのがトヨタなどが派遣した電動車。掃除機が動くと、ある女性は手をたたいて喜んだ。洗濯のほか炊飯器でご飯を炊く人もいた。自衛隊が設置した風呂場の横にはドライヤーが置かれ、子供らの髪を乾かした。倒木の片付けに、バッテリー式のチェーンソーを使うこともできたという。

災害時に使われることが多い小型発電機も活躍したが、「騒音で眠れない」という苦情もあった。室内で使用し、一酸化炭素中毒で病院に搬送される事故も相次いだ。野老さんは「PHVならとても静か。もっと広まってほしい」と期待する。停電の後、すぐにプリウスPHVに買い替えた人もいるという。

トヨタに電動車の提供を依頼したのは東京電力でした。

これを受け、トヨタ社は愛知県豊田市の本社などからFCVを送ったほか、関連会社や首都圏の販売店などにも協力を要請。トヨタ直営の販売会社である神奈川トヨタ自動車株式会社も、試乗車や社用車など急いで集めました。

トヨタ社全体で、派遣台数は多いときでFCVの「ミライ」23台、PHV28台、ハイブリッド車(HV)20台のほか、燃料電池バス「SORA(ソラ)」も投入して計72台。現地で電動車が活動しました。

引用元:動いた掃除機、手を叩いて喜んだ 大規模停電で見えた、電動車の新たな使い方

倉前 淳史君
倉前 淳史君

この時、わが社で学んだことが、蓄電は最大の防災対策であり、車自体が電源になれば人々は安心できるということ。放電して車は走るが、放電対象を一般家庭や災害時に役立てるとこができるということでした。

千葉の大規模停電の際は、暑さが厳しい時期だったので、エアコンを動かしたり、シャワーのお湯をつくったり、髪を乾かすドライヤーなど出力の多い電化製品の利用が多い時期でした。

MIRAIは1500wの出力ができ、外部給電機を使えば1500w*3口も使え、消費電力が多く諦めていた人々の衛生面の向上に大きく貢献することができました。

これを機に当社は災害時の非常電源の確保の協定を各自治体と結ぶこととなりました。

佐藤 幸和
佐藤 幸和

なるほど・・・!

実際に、災害現場で役に立たったことで電力のの重要性を再確認するとともに、商品に新たな市場価値が加わったということですね。

そして、今の話を聞いて”清潔に保つ”というのは、生活していく上で精神衛生上重要なんだなと新たな発見になりました。

心豊かなカーライフを!

カーライフは、本来楽しいものです。

しかし、車選びの際に“もしものとき”を考えてほしい、と倉前君は言います。

ガソリン車には電気を発生させる概念なく、ハイブリット車にもコンセントがある車、ない車があります。自分のライフスタイルによって変えて行くツールの一つとして、”もしものとき”を思い浮かべながら車選びをすることができたら、いざという時にあなたの生活の力になるかもしれません。

トヨタ社の給電可能な車種や給電の方法については下記よりご確認いただけます。

トヨタ社・くるまde給電

https://toyota.jp/kyuden/?padid=from_bousai_earthquake_kyuden

車はもちろんですが、”もしものとき”に備えることは<自助>においてとても重要です。

筆者もこれを機に”もしものとき”について家族としっかり話し合ってみようと思ったのでした。

防災減災推進委員会への惜しみないご協力に感謝します。

神奈川トヨタ自動車株式会社様には、横浜青年会議所の事業に多くのご尽力をいただいております。

5月に行う予定の横浜青年会議所メンバー向けに行う家族例会でもブース出展をしてくださいました。

倉前君、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!

*関連記事:JCI横浜・5月家族例会「共育」

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