この度、防災減災委員会では5月の例会を担当させていただく運びとなり、そのテーマを「共育」とし、家族とともに防災を学ぶ事業を行います。
開催概要
■日程 :2023年5月21日(日) 13:00~16:30
■場所 :横浜市泉区・学校法人大谷学園秀英高校
プログラム
家族で防災を楽しく・正しく学べるように下記プログラムを準備しております。
■第一部:オンラインzoom授業「釜石の出来事とその後の避難所生活について」
東日本大震災の語り部・川崎 杏樹さんによるオンライン授業となっており、当時中学生であった川崎さんに、被災時の体験を語っていただきます。
東日本大震災で生き延びることのできた日頃の備えと行動計画について学びます。
■第二部:避難所生活と避難ナビについて
①避難所住居スペース作成
委員会毎にダンボールで避難所住居スペースを作成いただきます。実際に避難所で生活すると、どの程度のスペースで過ごすのか、限られた空間の中で過ごすために本当に必要な備えは何かを考え、学びます。
②横浜避難ナビの登録案内
横浜避難ナビは、一人ひとりの避難行動計画を、平時である「いま」から災害時の「いざ」まで一体的にサポートするアプリです。
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このアプリの登録会をメンバーや家族と行うことで、「共助」の概念と避難行動計画の大切さを学びます。
■第三部:災害時の対処体験スタンプラリー
災害の怖さを知るエリア/助け合いを学ぶエリア/自分の命を守るエリア/災害に備えるエリアと4エリアに分け、実際の災害を想定した体験スタンプラリーを行います。
その他、消防車両と一緒に記念写真をとったり、学校の4階から救助袋で降下する練習もでき、楽しみながら防災に触れ、学んでいただくプログラムとなっています。
今回はお子様の参加も視野に入れ、子供縁日を設置し、飽きることなく楽しんでいただける工夫をしております。
協力企業様紹介
本事業を行うにあたり、ご協力いただいている行政・企業を紹介させていただきます。
ご協力、心より感謝申し上げます。
行政機関
■横浜市消防局 泉消防署 総務・予防課 様
■横浜市泉消防団 様
■横浜市泉土木事務所 様
■国土交通省東北地方整備局 様
民間企業
■神奈川トヨタ自動車株式会社 様
■株式会社ダイイチ 様
■学校法人大谷学園秀英高校 様
■株式会社富士紙業 様
■株式会社横濱屋 様
横浜青年会議所・防災減災推進委員会
一般社団法人横浜青年会議所では、2023年度【防災減災推進委員会】が発足しました。
横浜に甚大な被害をもたらした関東大震災から2023年で100年目を迎えます。地震大国といわれる日本では、その大震災に匹敵する巨大地震がいつ起きてもおかしくないといわれています。2014年には今後30年の間に70%の確率で首都直下地震が発生するとの報告を政府の地震調査委員会が示しており、2022年5月には神奈川県内での死傷者約6.5万人、建物被害約28.5万件との被害想定が出されました。この死傷者数を横浜市の人口で按分すると約2.7万人という非常に高い数値が算出されます。首都直下地震のほかにも南海トラフ地震や富士山の噴火がいつ起きてもおかしくないとされています。これまでに経験したことのないような大規模災害が発生しても私たちの生活を守るために、防災・減災について今一度、見直す必要があります。
災害への対策は、事前の備蓄の充実と防災計画に沿った行動の周知徹底が重要で、これらの対策の出来不出来で、その後の生活の明暗が分かれます。災害時に備え、社会福祉協議会、その他の関係団体と連携し、自助、共助、公助の連携強化のため事業を展開してまいります。
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