【インタビューVol.6】株式会社solar crewのが目指す”防災と地域創生“の共存

インタビュー

今回は、株式会社solar crew(ソーラークルー)様にお邪魔いたしました。

ソーラークルー様は現在様々な形で空き家をコミュニティスペースにして、地域コミュニティや防災に即した活用を行なっている企業様です!

どのような活動をしているのかなど、詳しく聞いていきたいと思います!

本日はよろしくお願いします!

社会問題となっている空き家課題

Q1:この事業をはじめたきっかけを教えてください。

当初、建築業を営んでいたのですが、地域の空き家がどんどん増えていく現状を目の当たりにしていました。

野村総合研究所の推計によると、今後2038年までに2,303万戸、総家屋の31.5%が空き家になると推測されており、空き家の放置は社会課題と言われています。

 そんな中、東日本大震災や熊本地震の被災地に行った時に、地域の防災拠点が少ないと感じました。

防災拠点が少ないと、自然と避難することが難しいという問題が出てきます。そして、従来の避難所は大人数を収容するスタイルで、そのスタイルの在り方に疑問を感じました。もう少しローカルで、その町の顔がわかる方たちとの避難施設があればいいと考えるようになり、そこから、その町の町内会等で空き家の情報を引き上げて事業モデルを展開することとなりました。

現在は、神奈川6件、東京2件で空き家を活用した防災拠点の運営をしています。

地域コミュニティの形成

前職は横浜市・杉田で地域密着の建築業を行っており、今まで活動してきたことが、信頼になっていったのか、地域の方に「空き家をどうにかできないだろうか」とお声をかけいただいたことからこの事業がはじまりました。

現在は、企業とのコラボが増えており、企業が所有している空きスペースをコミュニティスペースとして展開しています。他にも空地、空き工場、空き社宅などのご相談もあり、それらをコミュニティ化させることを目指しています。 

その中の一つとして広島の呉市で空き家でコミュニティースペースをつくっています。その空き家では地方モデルができるよう現在取り組み中です。

自然豊かな土地でリトリート拠点のようにして、デジタルデトックスの時間を過ごせる場所にしたいと思っています。

今後は、自然や人とのふれあいを改めて体感できるようなツアーなどを計画し、企業研修等にも活用できるようなプログラムの構築を目標にしています。

solar crew(ソーラークルー)の活動内容

地域の空きスペースを「つながる」拠点に変換させるサービスを行っています。

個人、法人共に会員を募集していて拠点毎に一緒に企画やストーリーづくりを行い、ハード面の修繕等も会員の間で行っています。

会員様の中でイベントなどを開きたいという方の手助けなども行いコミュニティスペースを有効活用して頂いています。

現在、この拠点で行っているのは、プログラミング教室、英語、料理、手芸、染め物等ですが、企業会員のイベントを一緒に構築することもあります。

Q2:ともに構築した会員イベントの具体例が何かあれば教えてください。

例をあげると、美容室を営む会員さんがいるのですが、以前はホットペッパーが主な新規顧客の取得方法でした。これは、結構な掲載料がかかり、それを見て来る方たちは初回割引が目当てのお客さんが多く、通ってくれる固定客には繋がらないことが多く、集客に悩んでいました。

そこで、定期的にこの拠点で子供のカットやセットサロンを行うことにしました。

これが企業CSR活動となり、髪を切ったお子さんたちの親御さんがサロンに訪れてくれるようになり固定のお客さんがたくさん増えということがありました。

社会貢献活動が会員の実業に生きる。これほどうれしいことはなかったです!

今後の展望

Q3:空きスペースのコミュニティ化は、今後ますます需要が高まっていきそうですが、今後はどのような事業展開を行なっていく予定でしょうか?

その地域に即したブランディングを行い、そこに住まう方たちの声に耳を傾け本当に必要なサービスを生み出すことが重要だと考えています。

例えば、病院はいきたくないけど、ちょっと健康の相談がしたいというお声をよく聞きます。

病院の待合室でいつも同じ仲良しグループが談笑しているのを見かけませんか?病院は、地域高齢者の寄り合いの場になっています。

空き家拠点を健康の相談場所という形にできれば、病院が苦手な方でも気軽に通えるコミュニティが提供できるのではないかと考えています。

高齢化社会に即した地域のコミュニティ基盤を作り、この基盤を作ることで企業との関わりや、地域の若者たちとも交流ができるミュニティスペースを作り、地域のコミュニティ形成の一役を担えればと思っております。

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solar crew様は、GLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023でブース出展いただきます!

<人となりがわかる人たちを増やすことこそが、地域の防災や防犯につながる>ということを、私たちは今回の取材で初めて気が付きました。

河原社長、お忙しい中ありがとうございました。

solar crew様には、GLOBAL SUNDAY MARKET×Bo-sai2023ではブース出展をしていただきます!

是非皆さま足をお運びください!

●開催日時:2023 年 9 月 2 日(土) 11:00~20:00、9月3日(日)11:00~18:00

●開催場所:横浜市中区山下町279 <山下公園・お祭り広場>

●開催概要:

1.防災発信 

昨今甚大な被害を及ぼす災害が起きていない横浜市では、人々の防災意識が薄れかけています。まずは災害の恐ろしさを 知っていただき、備えるきっかけを与えられるよう、行政及び防災発信企業と連携し、ブース作成を行います。

2.ステージ演出

防災についての発信はもちろん、歌やダンス、国際色豊かな演出を行い、国や人種の壁を超える異文化交流を行います。

ステージ周りに使う電力は水素カーによる電源供給を行い二酸化炭素を削減致します。

3.フードブース

様々な国のフード販売を行います。また、災害時にかけつけるかながわ災害キッチンカーを呼び、フード販売を行います。

プラスチック容器及びプラスチック梱包材を利用しないことで二酸化炭素を削減し、ごみはできる限りリサイクルを行います。

●詳細はこちら:GLOBAL SUNDAY MARKET 公式LINE https://lin.ee/FWhMIHY

(詳細は公式LINE及びHPにて順次発表致します。)

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