【能登半島地震】今、私たちにできることを考える。

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2024年1月1日16:10、元旦の夕方に、能登半島で最大で震度7を観測する大きな地震がありました。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

1週間を過ぎた今も活発な地震活動が続き、気象庁では今後1か月ほどは最大震度5強以上の揺れに注意するよう呼び掛けています。

ネットやニュースでは、連日被害の状況が報道されています。

「何かしたい」という気持ちは、皆同じです。

この記事では「今、私たちできること」を一緒に考えていければと思っています。

義援物資で支援する

北陸の厳しい冬の中避難されている方々をテレビやニュースで見た皆さんは「何か暖かいものを届けたい!」「義援物資を届けたい!」と思うことでしょう。

特に、知人やご家族が被災されている方たちはいてもたってもいられないと思います。

しかし、現在石川県より能登方面への移動を控えるように通達が出ているのをご存じですか?

現在、義援物資は、現在企業や団体からのみ受け付けております。

※個人からは受け付けておりません。

団体や企業として物資提供を行う場合は、かならず石川県厚生政策課に連絡を行った上で行うようにしましょう。

人命救助と物資支援が優先になる現在は、あなたの善意が迷惑になってしまう可能性があることを忘れてはいけません。

石川県公式ページ(緊急時簡易版)

企業・団体からの義援物資受付について(石川県厚生政策課)
※電話が大変混みあっているため、電子申請を利用しましょう※

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kousei/kanri/2024jishin.html

被災地ボランティアへの参加

現在被災地では、救命活動やライフラインの復旧等応急業務が進められています。また、災害ボランティアについても、活動環境や受け入れ体制の整備を進めていますので、被災地へ電話や個別の来訪は控え、石川県の公式サイト及び各市町村センターの募集情報を確認しましょう。

ボランティア活動の流れ

1.ボランティア事前登録

ボランティアの活動への参加には事前登録が必要となります。

2.活動日予約

ボランティアセンターからの活動日調整に関するご案内(メール又はお電話)をお待ちください。

3.ボランティア活動保険加入

活動日までに最寄りの社会福祉協議会にてボランティア活動保険に加入しましょう。

4.活動当日

活動予定のセンターに直接お越しください。

災害ボランティアセンター

被災地の社会福祉協議会では、災害ボランティアセンターを設置し、ボランティア活動の調整を行っています。

現在県内において設置されている災害ボランティアセンターと、詳細は各災害ボランティアセンターに関しては、石川県災害ボランティア情報の特設サイトをご確認ください。

今、すぐにできる支援~義援金・支援金~

災害が発生し、被害を復旧・地域の復興を行う為被災者が元の生活に戻るためには莫大な費用が掛かりますが、義援金と支援金の違いをご存じでしょうか?

義援金とは?

「義援金」とは、被災された方一人ひとりに分配されるお金です。

義援金の多くは、自治体や赤十字、赤い羽根共同募金等が窓口となり受付しており、通常は一旦自治体に送られ、「配分委員会」のもとに被災者に対して「公平・平等」に分配されます。

義援金の特徴
  • 義援金は被災者に分配されるもので、ボランティア団体や行政がおこなう復興事業や緊急支援には使われません。
  • 被災した県が設置した義援金分配委員会によって寄付金の100%が公平・平等に被災者に配布されます。
  • 被災者数等の正確か情報を把握した後の均等に分配されます。配布作業も混乱する被災自治体が担当するため負担がかかります。

支援金とは?

「支援金」とは応援したい団体、関心がある分野の団体を自分が選んで寄付し、被災地の支援に役立ててもらうお金です。

寄付や募金は、広い意味で支援金に含まれます。

支援金の特徴
  • 各機関やNPO、ボランティア団体の判断により、人命救助やインフラ整備等の復旧活動に速やかに役立てられます。
  • 支援金の使い道は支援先団体に任せることになります。各団体ごとに支援金の用途や収支の報告を行い透明性を確保しています。
  • 被災地からのニーズに対して、各機関や団体が各自の判断と責任において柔軟に使用できるのですぐに活用されます。

使用用途を確認し、納得のいく団体へ寄付しよう。

支援金や義援金にはそれぞれメリットがありますので、違いを理解し納得のいく形で支援をしましょう。

横浜市でも、2月29日まで能登半島地震の募金活動を行っておりますのでご参考になれば幸いです。

非常時だからこそ、よく考えて行動しよう。

物資の運搬やボランティア活動に参加される方は、一歩間違えると被災地にとって迷惑となってしまう可能性を忘れないように行動しましょう。

現地ではまだまだ余震が続いております。

被災地でボランティア活動を行う際には、以下の点に留意することが重要です。

  1. 安全第一:被災地は危険が潜んでいる場所です。現地の指示に従い、安全装備を着用し、危険な場所には立ち入らないようにしましょう。
  2. 現地の指示に従う:地元の指導者や組織と連携し、彼らのガイダンスに従って活動してください。地域のニーズや状況を把握して、それに応じた支援を行うことが重要です。
  3. ボランティアのスキルと能力を把握する:自分のスキルや経験に応じて、最も役立つ活動に参加することが重要です。例えば、医療従事者であれば医療支援、建築関係者であれば建設支援など、自分の得意な分野を活かすことができます。
  4. 地元の文化や習慣を尊重する:被災地の人々の文化や習慣を尊重し、敬意を払いましょう。言葉や行動に注意し、地元の人々とのコミュニケーションを大切にしましょう。
  5. 感情的なサポート:被災地の人々は心の傷を負っている場合があります。配慮深く接し、サポートを提供することが大切です。ただし、心理的なサポートが必要な場合は専門家に任せることも重要です。
  6. 自己管理:長時間のボランティア活動は身体的にも精神的にも疲れを引き起こすことがあります。十分な休息と栄養を摂り、自己管理に気を配りましょう。
  7. 長期的な支援を考慮する:被災地の復興は時間がかかるものです。一時的な支援だけでなく、長期的な支援や持続可能な支援を考えることが重要です。
  8. プライバシーと個人情報の保護:被災者のプライバシーと個人情報を尊重し、適切に取り扱うように心がけましょう。

被災地でのボランティア活動は非常に価値のある行為ですが、十分な準備と注意を怠らず、現地のニーズに合った適切な支援を提供することが大切となりますので、よく考えて行動することを心がけましょう。

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