【インタビューVol.2】株式会社ダイイチの防災事業

インタビュー

インタビュー企画第二弾!

今回は、株式会社ダイイチ様にお邪魔いたしました。

”ダイイチ”といえば、ビジネスユニフォーム。今年で創業70年を迎える老舗ですが、防災用品の販売事業も行われています。

ー「ダイイチの防災事業」
その内容と歴史を、環境創造部防災課 主任・星 哲雄さん、そして横浜青年会議所にも所属している東名営業所長・根本裕介君にインタビューさせていただきました。

今回のインタビュアーは、ダイイチでビジネスユニフォームをいつも買っているという防災減災推進委員会委員長・佐藤 幸和君です!

ダイイチの防災事業のはじまり

佐藤委員長

本日はよろしくお願い致します。

御社は、ビジネスユニフォームや、ワーキングウェアの製造販売が主要事業かと思いますが防災関連事業に取り組むようになったきっかけを教えてください。

ダイイチ・星様

当時社長でいらっしゃった現・鈴木会長のトップダウン事業として、2010年12月に防災事業はスタートしました。

ユニフォームを発注してくれる担当者のニーズにこたえて

ユニフォームや作業着を発注してくれる人は、だいたい会社の総務機能の部署とやりとりをします。

営業をしていく中で、「ヘルメットは売っていない?」「軍手は売ってない?」と業務に付随する商品のニーズや、CSRやBCPの観点から防災用品のご希望が増えてきたのが事業をはじめたきっかけになるかと思います。

立ち上げ後すぐに、東日本大震災が発生

2010年12月にスタートしたのですが、その後すぐの2011年3月に東日本大震災が発生しました。

当時社長職でいらっしゃった鈴木会長が横浜市の企業にに声をかけ、バスを1台借りて、ボランティアを集めて、気仙沼にいったりもしましたね。株式会社ありあけさんにも賛同していただき、バスにお菓子をたくさん積んで、そこで「横浜カフェ」を開きました。

震災から3カ月くらいたったタイミングでしたが、現地の人は暖かい飲み物や、甘いものに飢えていました。お年寄りは、会話に飢えていましたね。

心の元気は、身体の元気。皆さん本当に喜んでいただき、来てよかったなと心から思いました。

その後も、にっぽん丸やふじ丸の客船を港街に持って行き、お風呂を開放して人びとに”安心”を与える支援を行った際も、被災者の皆さんに新しい洋服や下着関係を寄付したりしました。

陸前高田のお世話になている工場も被災し、寄付や復興ボランティア活動をしたりしましたね。

その後に起きた新潟や熊本の地震の時も同じような活動をしました。

佐藤委員長

防災事業の立ち上げ早々に東日本大震災とは、すごい経験をされましたね・・・

その後、企業の防災用品の需要はどうですか?

パンフレット1冊で営業をはじめた過去~現在

事業を立ち上げたばかりの時は、パンフレットを一冊持って営業活動を行っていましたが、東日本大震災以降、企業の防災対策はどんどん高まり、急速に需要が増えましたね。

東京都帰宅困難者対策条例

2013年の「東京都帰宅困難者対策条例」の施行が、企業の防災意識をさらに高めたような気がします。

この条例が施行されたことにより、社員への防災共育は事業者の責務であると考えられるようになり、BCPという考え方が確立されたと思います。

東京都では、一部上場100%、中小企業でも70%ほどがBCPに取り組んでいると言われていますね。

佐藤委員長

中小企業でも70%も取り組んでるんですか?

ダイイチ・星様

実際のところ、”中小企業”と行っても事業規模は様々ですからね・・・・

小さな会社は取り組みが遅れているという肌感は否めません。

佐藤委員長

ところで、名刺を拝見したところ、星さんは、災害備蓄管理士の資格をお持ちのようですが、プロが選ぶベストバイ防災用品を是非教えてください!

【プロが選ぶ】ベストバイ防災用品はこちら!

ダイイチ・星様

次回5月例会に出展させてもらうときに、持っていこうと思っていたんですが、このランタンがおすすめです。

エムパワーアウトドア2.0

「エムパワード アウトドア2.0」は機能性が高く、明るさが最大75ルーメン、 点灯時間が最大24時間となり、更に便利で安心して使えるようになりました。 また、ソーラーパネル側のストラップは長さが2段階に調整できて持ち運びしやすく、カラビナ無しで色々な場所に設置できます。 

携帯の充電も可能で、基本ソーラー電池ですが、蓄電が間に合わない時はUSBで本体充電も可能です。

防水機能もばっちりなので、水辺のアウトドアにも最適です。

防災を扱う企業の災害対策

佐藤 幸和

最後に、横浜をはじめとする首都圏に起こりうる大きな災害に、日ごろから備えていることは何ですか?

ダイイチ・星様

防災用品を取り扱っていますので、備蓄はたっぷりありますが・・・共育についての課題もあります。

企業の課題

BCP対策に取り組む企業は、社員に定期的に防災共育を行っておりますが、なかなか浸透していないという現状があります。

企業の上層部や、防災を日常的に学んでいる担当者は起こりうる災害に対して危機感を募らせていますが、社員にはなかなか伝わりません。

それは、当社も同じです。防災用品を取り扱っていても、その共育が全社員に届いてるわけではありません。

当社は、これからも社員へ防災共育を推進し、有事の際に一人でも多くの命が助かるよう取り組んで行きたいと考えています。

佐藤 幸和

それは、JCI横浜にも言えることのような気がします・・・

星さん、根本君、本日はありがとうございました!

5月21日の事業、よろしくお願いします。

ダイイチ・星様

こちらこそ、ありがとうございました。

引き続きよろしくお願いします!

防災減災推進委員会への惜しみないご協力に感謝します。

株式会社ダイイチ様は、横浜青年会議所防災減災推進委員会の事業に多くのご尽力をいただいております。

5月に行う予定の横浜青年会議所メンバー向けに行う家族例会でもブース出展をしてくださいます。

防災のプロが選ぶ防災グッズ、現地に足をお運びの際は是非お手に取ってみてください!

※星様&根本君、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!

*関連記事:JCI横浜・5月家族例会「共育」

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